執筆者：Reynaldo Roman（規制コンプライアンス担当シニアディレクター）

米商務省産業安全保障局（BIS）は、輸出管理規則（EAR）に基づき、ロシアとベラルーシに対し追加制裁を実施しました。特に注目すべきは、ロシアとベラルーシへ出荷する際に必要な輸出許可申請品目リストに、1,224件もの新しいHTSコードを追加したことです。

更新されたHTSコードのリストは、EARに基づくライセンス管理の対象となる品目の範囲を大幅に拡大するものです。新しい品目リストには、化学薬品、紙製品、梱包、特定の医療機器・器具が含まれています。

BISは、主に農業用または事実上医療用である特定の品目については、従来からある拒否の例外規定に基づき、ケースバイケースでライセンス申請を審査することを強調しています。

輸出者は、自社の輸出活動を注意深く見直し、輸出品目が新しい許可要件の対象となるかどうかを判断する必要があります。必要な輸出許可を取得しなかった場合、罰金、罰則、民事訴訟の対象となる可能性があります。

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