2025年2月1日より、EFTA加盟国（アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス）を含む欧州連合（EU）から研究・診断目的で畜産副物（ABP）のサンプルをイギリスへ輸入する場合、一般輸入許可書の添付が必要となります。この新規則は、EUおよびEFTA加盟国からのABPの輸入基準を、非EU加盟国に対して既に適用している基準に合わせるものです。 

主な変更点

ABPおよび食用ではない副産物は英国動物衛生庁（APHA）によって規制され、英国に輸入する際は、衛生証明書または輸入許可書の提示、指定された英国国境管理ポスト（BCP）での輸入など、厳格なガイドラインに従う必要があります。 

研究および診断（R&D）用のサンプルの輸入を容易にするために、英国政府は、EUから輸入されるこの種の荷物に対して個別の特定の要件を設定しています。正確な承認ライセンスが添付されているサンプルは、BCPでの通常のチェックが免除されます。つまり、これらのサンプルは、英国に輸入される物品に通常義務付けられている標準的な検査手順を経る必要はありません。基本的に、この免除により、輸入プロセスが大幅に迅速化され、通関手続きが迅速化されます。 

必要なアクション

1. 要件の確認：サンプルが一般輸入許可書の条件を満たしていることを確認してください。 

2. 一般許可書を取得する：ABPサンプルを配送する前に、一般輸入許可書があることを確認してください。この書類は貨物に添付する必要があります。 

3. 配送物に許可書を添付する：新しいルールに準拠し、BCPで遅延が生じないように、サンプルに一般的な承認が添付されていることを確認してください。これがない場合は、サンプルは通常のチェックと検査対象になります。

4. 特別輸入許可： 一般許可書が適切ではない場合は、imports@apha.gov.uk に問い合わせてAPHAを通じて特別許可を申請してください。 

5. 書類：必要書類には、一般許可の対象外であるABPの衛生証明書、物品の原産地と内容を詳述した商用書類、 動物由来製品・動物・食品・飼料の 輸入システム（IPAFFS） による輸入前通知が含まれます 。 

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