ニュースと最新情報
2023年1月17日
EU域内に入る/EUを経由する貨物に新たな要件 - 輸入管理システム2(ICS2)
2023年1月31日更新 執筆者:Anna Cesar ‐ EMEA規制コンプライアンス担当マネージャー
2023年3月1日より、経済事業者はEUに貨物が到着する前に、6桁の統計品目番号を含む貨物情報の提出が必要となります。
輸入管理システム2(ICS2)は、税関のリスク管理を強化し、既存の民間および航空セキュリティ要件にさらなるセキュリティ層を提供することを目的とした、EUの新しいセキュリティおよび安全プログラムです。
航空貨物運送事業者は、スイス、ノルウェー、北アイルランドを含むEU域内を目的地または経由地とし、第三国(非EU)を出発地とするすべての入国貨物について、Entry Summary Declaration(ENS:搬入略式申告)によりICS2に安全・セキュリティデータを申告することが義務付けられます。
荷送人(輸出者)と荷受人(輸入者)にとってICS2は、適切で明確な製品説明を記載したコマーシャルドキュメントを作成することがより強く求められるようになり、中でも有効な統計品目番号として、AWBおよびHAWBレベルにHSコードを追加することが必要となります。
適用は3月からですが、ほとんどの航空会社は2月までにAWBおよびHAWB要件の導入を開始します。これは、運送業者や貿易業者が義務化のプレッシャーを受けずに新しい要件に適応する時間を十分確保するためです。
スムーズに移行できるように、貿易業者はEU域内を仕向地とする、またはEU域内を経由する輸送路を再調査し、使用するインボイスがすべて要件に適合していることを確認する必要があります。
ご質問等がありましたら、マーケンのチーム(tradecompliance@marken.com)までお問い合わせいただくか、あるいはこちらで参照元資料をご覧ください。
適応することの必要性を理解し、必要なものをどのように変えられるかを常に自問することが、私たちが大切なものをお届けし続けられる理由です。
ログインおよびクイックリンク