ニュースと最新情報
2024年2月16日
マーケンの規制に関する最新情報:欧州の炭素国境調整措置
2023年5月17日、炭素国境調整措置(CBAM)を規定する
欧州連合規則2023/956が施行されました。この規則は、
炭素集約製品の生産に伴って生じる炭素排出に対する課税を規定するものです。
この税は、自由流通のためにEUに輸入される商品に対して課され、
非EU加盟国における炭素製品のよりクリーンな生産を促すことを意図しています。
CBAMの導入は段階的に実施されます。2024年から2026年1月までの最初の移行フェーズでは、
対象製品の輸入量とその温室効果ガス排出量のデータの報告が義務付けられていますが、
税は徴収されません。2026年からは、認定を受けた輸入業者のみが
「CBAM商品」をEUに持ち込むことができ、CBAM税の徴収が
発生します。
CBAMの報告要件、必須のデータ、および
2026年の施行への対応準備に関する詳細情報はこちらでご確認いただけます:欧州委員会 - 税制・関税同盟
総局
CBAMの対象となる商品については、規則の付録Iに概要が記載されています。品目は
それぞれに対応するHSコード別に記載されており、
付録Iには、鉄、鋼鉄、アルミニウムを原料とする多くの製品が含まれています。
以下を含む特定の輸入製品はCBAMの対象外となります。
- EFTA国(アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイス)および一部領土(ヘルゴラント島など)からの輸入品
- EU規則2023/956の付録Iに記載されている品目の総額が一託送あたり150ユーロ以下の場合
- 個人の手荷物に含まれる商品の価値が150ユーロ以下の場合
企業は自社のサプライチェーンを確認し、CBAMの対象となる可能性がある商品を特定する必要があります。
該当する商品がある場合、移行フェーズでは、
輸入業者による計算やその報告をサポートする、EUが開発した専用のツールやトレーニングを
利用することができます。
ご質問がございましたら、マーケンの担当チーム(Tradecompliance@marken.com)まで
お問い合わせください。
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