2019年1月30日
マーケンは時間が大切であることを理解しています - 一刻を争う時は、ぜひ機敏に対応できるサプライチェーンパートナーを。
ある晩遅く、シンガポールのマーケンチームは、緊急の臨床資材配送の支援を求める世界的な製薬会社から連絡を受けました。その会社は、生命にかかわる血液疾患を持つ患者様のために、一回分の抗真菌薬をパキスタンのイスラマバードまで配送する必要がありました。
当時、その製剤はパキスタンでは入手できず、ノースカロライナ州シャーロットの製造業者からしか入手できないものでした。米国からパキスタンへの直行便がなく、危機が迫る患者様のために、APACで活動するマーケンのチームはサプライチェーンソリューションを編成する行動を開始しました。
マーケンは、すぐに米国の担当者と連絡を取り、輸出書類の整理・作成・提出を行い、規制のハードルをクリアしました。最適なタイミングとコンディションを確保するため、シャーロットからドバイ、そして最終目的地のパキスタンへと輸送されることになります。マーケンは航空会社と連携し、この貨物が航空機の他の貨物に比べて優先されることを確認しました。
ドバイでの乗り換え時間が30分と限られていたので、マーケンのチームはグランドハンドラーや空港関係者と24時間体制で連携し、パキスタンまでの輸送貨物が途切れなくスムーズに経由地乗り換えができるよう、後入れ先出し方式を実施しました。
輸送中、マーケンのグローバル・コントロール・センター(GCC)は、貴重な貨物の追跡と世界中の関係者への情報伝達業務に携わりました。
マーケンの包括的な戦略と管理により、貨物は30時間以内にイスラマバードに無事届けることができました。パキスタンの現地チームが医師に薬剤を届け、すぐに患者様の待つ病院へと運ばれました。その結果、この薬剤によって患者様に延命治療を施すことができました。
世界中のライフサイエンス企業は、重要な時間制限がかかる事案が発生した場合、マーケンを頼りにしています。最も重要なことは、当社が環境に敏感な医薬品を完全な状態で輸送することを保証し、お客様の貨物を安全かつ確実にお届けするための完璧な体制を整えていることです。
マーケンについて
マーケンは、臨床グレードのロジスティクスと高度な治療法を扱うUPSヘルスケアの事業部門です。UPSヘルスケアのネットワークは、全世界200以上の拠点を網羅し
マーケンは、全世界46の拠点において、臨床医薬製品の保管および配送のための最先端のGMPに準拠した倉庫ネットワークならびにロジスティクスハブを提供しています。一方で、細胞治療・遺伝子治療サービス、患者様へのダイレクトサービスと在宅医療サービス、生体試料配送および生体キット生産において、業界をリードしています。2,600名を超えるマーケンの専任スタッフメンバーは、220を超える国と地域において、あらゆる温度下で毎月200,000もの医薬品と生体試料配送を取り扱っており、17,500件以上の在宅医療訪問を成し遂げてきました。付属資材、保管および配送、輸送路の確認、GDP、規制およびコンプライアンスに関するコンサルティングといった補足的サービスが、医薬品およびロジスティクスにおいて、マーケンをユニークなポジションに位置づけています。
臨床から商用に至るまで、重要なものを配送します。
UPSの3社が一体となったことで生み出される力をご体験ください。力を結集するMarken UPS Healthcare Precision Logisticsです。