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マーケン、患者様への治験薬直接お届けサービスを拡大し、コロナウイルスパンデミック下における業界の需要に対応
自宅での治療を必要とする患者様の重要なニーズを満たすためスポンサーの依頼が急増
ノースカロライナ州リサーチトライアングル パーク 2020年4月9日 - 新型コロナウイルス感染症のパンデミックに伴い、屋内退避命令の対象地域は拡大し、医療機関の収容能力は限界に近づいています。そしてこれまでの施設における臨床試験に対し、世界的にかつてないディスラプションの波が押し寄せています。患者様への治験薬直接お届け/集荷(DTP/DFP)と在宅医療(HHC)サービスでは、患者様の安全を維持しながら、治療を参加者の自宅に直接配送することにより、臨床試験を継続するためのソリューションを提供します。DFPサービスを通じて、生物学的サンプルを患者様の自宅から回収し、検査のために研究所に送ることができます。DTPサービスと在宅医療サービスを組み合わせることで、患者は臨床試験に参加しながら、自宅待機ガイドラインを尊重することができます。
3月30日の時点で、ほぼ30社のバイオテックまたは医薬品会社¹ が、危機の結果として臨床試験の中断を報告しています。米国食品医薬品局、国立衛生研究所、欧州医薬品庁、中国国家薬品監督管理局、およびその他のいくつかの事業団体は、パンデミック時の試験の実施に関するガイドラインを発行し、仮想サービスを全面的にサポートしています。
スポンサーがDTPサービスを自社プロトコルに組み入れる許可を得た後、マーケンは数千もの治療薬を、アジア、ヨーロッパ、米国、ラテンアメリカで臨床試験に参加している患者様に直接届けるためのロジスティクスと配送システムを組み合わせることに成功しました。すべてのマーケンスタッフと選ばれたパートナーは、担当者が慎重にリスク評価を行った後、DTPサービスを提供できるよう訓練を受け、各配送において時間と温度管理が維持できるようにしました。
マーケンの社長、Ariette van Strienは、「世界中で非常に多く行われている臨床試験において、患者様への治験薬直接お届けサービスを進めることは前例のないものです。クライアントと緊密に連携して、通常数週間かかるDTPトライアルをわずか数日で提供しました。当社チームは協力して、温度管理された梱包ソリューションと温度モニターをすべての国に迅速に調達・配置しました。当社は、標準業務手順書(SOP)とプロセスを適応させて、必要としている何千人もの患者様に治療を提供するという高い需要に応えるため新しいクライアントの新人研修と試用を加速させました。私たちは、この困難な危機を共にに乗り越えるパートナーとして、クライアントに選ばれたサプライチェーンプロバイダーであることを光栄に思います。」
¹ 新型コロナウイルス感染症の流行によって中断された臨床試験のためのガイド
マーケンについて
マーケンはUPSヘルスケア部門の完全子会社です。Polar Speedとマーケンを傘下に持つこのUPSヘルスケアの部門は、世界各地128カ所の拠点に5000名の従業員を擁しています。マーケンは患者様への治験薬直接お届けサービス、ホームヘルスケア、生体試料配送、生物製剤キット生産においてリーダー的地位を維持し、臨床薬の保管および配送向けにGMP準拠の最先端の倉庫(デポ)ネットワークと世界54カ所のロジスティクス拠点を提供しています。1200名のマーケン専門スタッフが、あらゆる温度範囲が指定された医薬品および生体試料の配送を220か国以上で管理しており、その数は毎月90,000件に上ります。さらに、生物製剤キット生産、付属資材の調達、保管および配送、輸送路の確認といったサービスや、GDP、規制およびコンプライアンスに関するコンサルティングにより、医薬品およびロジスティクス産業におけるマーケンの存在は一層ユニークなものとなっています。
お問い合わせ:Christine Noble、info@marken.com、+1 919 474 6890、www.marken.com
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