米国に輸入される商品には、統一関税制度（HTS : Harmonized Tariff System）の分類、申告価格、原産国に応じて税金および手数料が課せられる場合があります。

商業貨物税関使用料（MPF : Merchandise Processing Fee）は、米国に輸入される商品に適用される可能性のあるいくつかの手数料の一つです。MPFは、輸入手続き費用に充てるため、米国税関・国境警備局（CBP）が課す手数料です。

品物のHTSコードに応じて決まる関税とは違い、MPFは、輸入される商品の合計金額に基づく定額制となっており、最低額と最高額（米ドル）が規定されています。

1. 1. 正式輸入 - $2500以上の貨物。

• この場合、MPFは輸入品総額の0.3464%です。
• ただし、料金の下限と上限が定められています：
  • 最低料金は1回の輸入につき$27.23です。
  • 最高料金は1回の輸入につき$528.33です。

2. 2. 略式輸入 - $2500未満の貨物。

• MPFは1回の配送につき一律$2.20です。

すべての貨物がMPFの対象となるわけではありません。また、MPFを減額または免除できる可能性があります：

• 課税対象額が800米ドルの場合 - 米国に輸入される800米ドル以下の貨物は、関税およびMPFを含む諸税が免除されます。
• 特定国から輸入される商品について自由貿易協定（FTA）が締結されている場合。
• 慈善寄付や身の回り品などの物品に対する免除と特別プログラムがある場合。

関税や諸税は貨物全体のコストに大きな影響を与える可能性があるため、米国への貨物を手配する前に、すべての関係者が適用されるすべての料金を考慮することをお勧めします。

ご質問等がありましたら、マーケンのチーム：tradecompliance@marken.comまでお問い合わせください。