2022年6月24日
マーケン、ウクライナでの人道支援のための救命治療を出荷
マーケンは、ウクライナ難民支援のために、緊急性の高いコンパッショネート使用制度による医薬品や医療用品の配送を完了しました。
サプライチェーンと規制に関する数多くの課題を解決し、救命治療薬および物資を予定通り確実に届けるため、マーケンの専門EAPチームは、ウクライナへのカスタマイズされた安全なルート ソリューションを導入しました。
マーケンは、ウクライナでの人道支援のための救命治療を出荷
現在も続くウクライナ危機に対する人道的努力の一環として、マーケンは、緊急性の高いコンパッショネート使用制度による医薬品や医療用品の配送を顧客から依頼されました。
- 当時、当該地域では、これらの依頼された臨床用品をウクライナ難民支援のために用意することができませんでした。
- このように命を救う救命治療薬を、指定された温度を保ちながら患者様の元へ予定通りに届けるためには、この種の物資の納期(TAT)48時間を守る必要がありました。
- コンパッショネート使用制度による治療薬に関しては、複雑な規制上の問題、特定のロジスティクス要件、そして個々のニーズに対応する必要があります。
- 戦争地帯であることから、ウクライナを離着陸する航空郵送、定期的なロジスティクスオペレーションに深刻な影響を及ぼしました。
サプライチェーンと規制に関する数多くの課題を解決するため、マーケンの早期アクセスプログラム(EAP)専門チームは協力し、それぞれの状況に応じた安全なルート ソリューションを考案しました。マーケンはお客様と綿密に連携を取り、重要なリードタイム内で確実に配送するためのルートのリスク評価とコンプライアンス対応プロセスを示しました。
マーケンのEAPチームはポーランドの現地LSPと速やかに連携し、ポーランド保健省(MOH)通じて通関手続きをサポートしました。マーケンとポーランド政府機関であるRARSは、コンパッショネート使用制度による人道支援のための重要な物資輸送を効率的に緊急発送し、ポーランドからウクライナ、そしてウクライナMOHへ直接輸送できる道路輸送経路を確保しました。
このような重要な配送物資を摂氏2̊ ~8̊ 、15̊ ~25̊ の指定温度を守りながら配送するため、マーケンはあらかじめ温度管理された梱包と配送ソリューションを提供しました。リアルタイムで位置と温度を追跡するため配送カートンの外側にGPS機器を設置し、配送過程全体で徹底した輸送過程の記録管理を行いました。
温度指定を守りながら、全過程で48時間のリードタイムを上回る43時間のTAT配送運用で配送物資をウクライナMOHへ安全に届けることができました。コンパッショネート使用制度による救命医薬品や医療用品が、このような物資を至急必要とする患者様そして難民の方の元へ配送されました。
マーケンについて
マーケンは、臨床グレードのロジスティクスと高度な治療法を扱うUPSヘルスケアの事業部門です。UPSヘルスケアのネットワークは、全世界200ヵ所以上の事業拠点で構成されています。
マーケンは、全世界46の拠点において、臨床医薬製品の保管および配送のための最先端のGMPに準拠した倉庫ネットワークならびにロジスティクスハブを提供しています。一方で、細胞治療・遺伝子治療サービス、患者様へのダイレクトサービスと在宅医療サービス、生体試料配送および生体キット生産において、業界をリードしています。2,600名を超えるマーケンの専任スタッフメンバーは、220を超える国と地域において、あらゆる温度下で毎月200,000もの医薬品と生体試料配送を取り扱っており、17,500件以上の在宅医療訪問を成し遂げてきました。付属資材、保管および配送、輸送路の確認、GDP、規制およびコンプライアンスに関するコンサルティングといった補足的サービスが、医薬品およびロジスティクスにおいて、マーケンをユニークなポジションに位置づけています。
臨床から商用に至るまで、重要なものを配送します。
UPSの3社が一体となったことで生み出される力をご体験ください。力を結集するMarken UPS Healthcare Precision Logisticsです。