経営陣
マーケンはUPSの完全子会社であり、UPSのグローバルなヘルスケア&ライフサイエンス(HCLS)部門の一部です。マーケンの社長Ariette van StrienはUPS HCLS部門プレジデント、Wes Wheelerの直属の部下となります。UPSとマーケンの経営陣を以下にご紹介します。

2019年、マーケンの前CEOであるWes WheelerがUPSヘルスケアのプレジデントに就任しました。同部門はWes Wheelerの指揮のもと、サプライチェーン管理、コールドチェーン、臨床試験、グローバルな輸送、その他重要なヘルスケアサービス事業を幅広く扱います。この部門には、マーケン、Polar Speed、そして同社のヘルスケア専用施設114か所が含まれます。
1989年のグラクソ(現グラクソ・スミスクライン、GSK)入社を機に製薬業界に初めて足を踏み入れ、2003年にグローバル マニュファクチュアリング&サプライ担当シニアプレジデントとして退社するまで12年間同社に勤めました。GSK在職時はグラクソ・ウエルカム社とスミスクライン・ビーチャム社の製造業合併を担当。その後、パセオン、Valeant、DSM Pharmaceuticalsなど4社でCEO/社長に就任。1989年のGSK入社以前はエクソン(現エクソン・モビール)にプロジェクトエンジニアとして12年間勤務していました。これまでのキャリアを通し、製造、薬剤開発、サプライチェーンロジスティクス、マーケティング、エンジニアリングといった製薬会社における重要なあらゆる機能分野に関わってきました。カリフォルニア、ニュージャージー、ノースカロライナでの多くの職務経験に加え、ヨーロッパとアジアにおいても長年の赴任・在住経験を持ちます。
経営に関する深い専門知識や、リーダーとしての多様な職務経験、またさまざまな文化の中で働いた時の挑戦を通して、企業に変革と成長をもたらすために必要な独自の視点とスキルを身につけました。ウースター工科大学にて機械工学の学士号を取得しているほか、ファイナンス修士号も保有。成人した2人の子供がおり、現在は妻とノースカロライナに住んでいます。

フェーズIからフェーズIVまで、臨床研究分野において25年の経験を持つ社長。これまでにグローバルマーケティングや事業開発、価格設定、プロジェクト管理、グローバル業務の部門で上級管理職を務めてきました。製薬とCRO業界における豊富な経験から、医薬品の研究、開発、商業化、マーケティング、サプライチェーン&ロジスティクスにおける課題について優れた洞察力を備えています。
マーケンの社長として、26か国で展開し2400名の従業員を擁するグローバルチームを率い、マーケン執行委員会の会長を務めています。グローバルなチームを率いるその手腕により、お客様と強力な戦略的関係を築いてきました。2010年にマーケンに入社してからは、マーケンが臨床および細胞・遺伝分野のサプライチェーンにおいて業界のリーダーとしての地位を維持し、お客様向けに最適化されたソリューションと新しいサービスを開発するために尽力しています。米国広報コンサルタントの免許と現代語および生物化学のバカロレア資格を保持しているほか、フランスのカンヌ国際カレッジにて上級フランス語の学位を取得しています。

マーケンのゼネラルカウンセル兼最高総務責任者、およびPolar Speed Distribution Limitedシニアバイスプレジデントとして、製薬業界での約20年間におよぶ豊富な経験をその業務に生かします。マーケン入社前は、パセオンのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルカウンセル兼コーポレートセクレタリー、およびValeant Pharmaceuticals Internationalのヨーロッパ・中東・アフリカ地域担当バイスプレジデント兼ゼネラルカウンセルを務めていました。フォーリー&ラードナーのアソシエイトとしてそのキャリアをスタートし、その後カリフォルニア州ロサンゼルスのポールヘイスティングスへ転職。南カリフォルニア大学(USC)にて法務博士号を、USCマーシャル・スクール・オブ・ビジネスにてマーケティングおよび経営学の理学士号を取得。

ファイナンス担当シニアバイスプレジデントとして、マーケンのグローバルファイナンス組織を指揮。製造会社、物流会社、サ―ビス業企業の内部で、未公開株式投資会社、公開会社および米国企業とのそれまでの経験から得た財務リーダーシップスキルは、2013年の入社以来弊社で生かされています。マーケンが素晴らしい成長を遂げた2015年~2016年の彼の功績には、UPSへのマーケン事業譲渡に関する徹底した財務分析、準備、最終的な売却などが挙げられます。財務管理において25年のキャリアを持つ英国認定会計士であり、リーズ大学より経済・歴史学の学士号(優等学位)を取得。10年間の英国国防義勇軍での兵役と王立砲兵連隊での任務を完了しています。RYAヨットマスター・オフショアの資格を持つ熱烈なヨット愛好家。家族とともに英国ウェストバークシャーに在住。

IT戦略・技術・ビジネスアナリティクス担当シニアバイスプレジデントとして、マーケンのグローバルな技術組織の指揮を執ります。この組織は、世界に広がるロジスティクスと配送のネットワーク全体のITインフラの構築と維持を担当し、全ての情報システムとプラットフォームを安全に保護します。また、業界のニーズの変化にいち早く対応するトップクラスのエンタープライズアーキテクチャを設計し、カスタムメイドおよび市販のソフトウェアソリューションを独自に組み合わせてあらゆるサービスラインの業務を支援するとともに、ロバストなビジネスインテリジェンスのプラットフォームを用いて透明性とデータに基づいた意思決定を実現します。マーケンに入社する前は、医薬品開発業界で25年以上にわたりオペレーションやテクノロジー関連の業務に携わり、大手CRO 4社で様々な管理職を経験しました。ウィートン大学で経済学の学士号を、ノースパーク神学校で神学の修士号を取得しています。

過去20年間ライフサイエンス産業に従事してきた、経験豊富なビジネスリーダー。そのキャリアでは、ヨーロッパやアジアにおいて戦略から運営までのシニアレベルの役割を含む、さまざまな指導的立場を担ってきました。ヨーロッパおよびアジア太平洋地域プロジェクト管理担当ディレクターとして、350以上のプロジェクトを同時に行うプロジェクト管理専門家チームも監督。マーケンに入社する前は、一流のグローバルセントラルラボのグローバルロジスティクスオペレーション担当バイスプレジデントや、グループ執行委員会のメンバーとして任務を遂行。シャリテ・ベルリン医科大学にて、Center for Stroke Research Berlinのマスタープログラムの研究貢献者であり、現在は同大学にて「脳血管内科修士課程」の「臨床治験におけるプロジェクト管理」について教鞭を取っています。

イノベーション&戦略オペレーション担当シニアバイスプレジデントとして2003年にマーケンに入社。ライフサイエンスのロジスティクス&温度管理分野において25年以上の経験を持つ、米国認定通関業者および認定関税スペシャリストです。現在は、グローバル ライフサイエンスサプライチェーン ソリューションに関する規制・貿易コンプライアンス面を主に担当。顧客、税関、さまざまな規制機関の間の調整役として、取引に関する法律および規制に関し最高レベルのコンプライアンスを保証します。この分野における彼の知識と経験は、多くの輸入戦略に発展をもたらし、ターンアラウンドタイムの大幅な短縮、コストの最適化、ミッションクリティカルな目標達成の確保を実現してきました。規制当局による監視の矛先が温度管理されたサプライチェーンへと引き続き向かう中、温度調節梱包手段と温度記録装置に関するDanの専門知識は、最近更新された医薬品輸送に関する適性流通基準および類似ガイドラインの要件を満たすために欠かせないものとなっています。

2010年に最高技術責任者(CTO)としてマーケンに入社。
テクノロジーシステムおよび開発において20年以上の経験を持つSimonは、その知識と専門技術によりマーケンの業界をリードするクラウドベースのITソリューションと企業ITインフラに貢献してきました。
マーケンでは社内アプリケーションの設計、開発、製造に携わっています。お客様とマーケンの双方に最高の結果をもたらすため、技術的リーダーシップにアジャイル方式を採用して従来のITアプローチを簡素化。社内外の利害関係者と密接に連携して価値ある機能を特定・提供し、チームが最高の能力を発揮できるよう支援します。
英国の一流大学であるロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校にて物理学の修士課程(MSci)を修了。

オペレーション戦略アカウント担当バイスプレジデントとして、特に急成長中であるマーケンのライフサイエンス市場の一つをグローバルに牽引。マーケンのマイアミ支社における日常業務の管理も担当し、ひと月あたり20,000件以上の配送について専門配送ロジスティクスの詳細を監視します。
2005年のマイアミオフィス開設以来、Ernestとそのチームはマイアミを介したマーケンの市場シェアを拡大しており、業界での安全規制による影響が最高レベルである時代においても、過去数年間は毎年2倍以上の市場規模を記録しています。
マーケンでの任務における責任が増すなか、TSA、米国国土安全保障省、およびラテンアメリカ各国の税関オフィスと密接に連携して、マイアミ支社におけるプロセスの確立、システムの導入、重要な証明書の取得に取り組みライフサイエンス産業をサポート。その結果、マーケンは業界をリードするライフサイエンスロジスティクスのスペシャリストとなりました。
Skynet Express、Ocasa、Zulair Cargo、トゥミでの25年以上の経験で得た、ラテンアメリカを対象とするロジスティクス、地域規制、税関管理に関する専門知識を提供します。

マーケンのEMEAロジスティクス担当バイスプレジデント。2004にマーケンに入社。通関士試験やパリ支店のIATA認定に詳しく、認定事業者として規制薬物の運搬を行える資格をパリで有しており、マーケンでは欧州中東アフリカ地域の航空会社や貨物取扱業者との関係強化に貢献し、マーケン顧客の取扱い優先を高めています。また西ヨーロッパと西アフリカの取扱業者のネットワークを確立。液体の温度管理と梱包、そして生体試料や薬品の配送に詳しく、マーケンの経営陣の主要メンバーとなっています。パリ・ドーフィンヌ大学で企業ファイナンスと国際貿易の修士号を取得。

2005年にマーケンに入社。現在は英国と中欧におけるロジスティクス担当バイスプレジデントの役割を担っています。

マーケンのアジア太平洋地域担当バイスプレジデント。アジア太平洋地域において20年以上にわたり、中小企業から大規模な多国籍企業までさまざまなスタートアップのセールス、オペレーション、品質管理に携わった経験を持ちます。エクスプレス ヘルスケア ロジスティクス、貨物輸送、臨床CMOなど、アジア太平洋地域の異なるヘルスケア関連業界のこれらの分野において、さまざまな役職を担当しました。GMP、ISO9001および14001、OHSAS、ソーシャル・アカウンタビリティ8000など多くのビジネス標準について、主任監査員および査定人の資格を有しています。マーケンに入社する前は、世界的な臨床CMOにおいて、アジア太平洋地域の事業開発およびマーケティング部門の責任者を務めました。オーストラリアのカーティン工科大学(現カーティン大学)でロジスティクスおよび資材管理のグラデュエート・ディプロマを、また英国のエクセター大学で名誉法学士号を取得しています。

マーケンのセールス&プライシング部門、ヨーロッパおよびアメリカ地域コマーシャルオペレーション担当バイスプレジデント。2008年入社。コマーシャルチームを率いる以前は、ヨーロッパにおける顧客関係の管理を担当し、ヨーロッパの支店業務を指揮していました。その後、アジア太平洋地域に異動し、ゼネラルマネージャーとしてMarken Japan(東京拠点)とMarken Singaporeの業務を監督。これまでアジア太平洋のネットワークをさらに発展させること、そして同地域の主要顧客との関係を成長させることに尽力してきました。ニューヨークを拠点とする米国東岸地域オペレーション担当の地域ディレクターを務めた後は、コマーシャルチームに加わってマーケンの世界の主要顧客との戦略的関係を監督。現在は、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ全域のグローバルセールスおよびプライシング オペレーションチームを統率しています。同氏は英国スコットランドのエジンバラ大学にて文献学(中国語)の学士号、および中国語、文学、文化の修士号を取得しています。

Kim氏は臨床試験業界で豊富な経験を有しており、医薬品会社とCRO組織の両方で臨床業務とグローバルプロジェクトマネジメントの役割を28年以上経験しています。臨床戦略に関する同氏の専門知識は、複雑なポートフォリオのタイムリーな提供の成功に貢献し、結果として多くの新薬申請(NDA)承認をもたらしてきました。同氏は過去7年間、分散型治験に焦点を当ててきました。グローバル患者様中心サービス、キットおよび補助サービスの責任者として、同氏はMarkenのグローバルな分散型治験戦略を監督しています。

マーケンのアメリカ地域担当バイスプレジデント。国際貿易金融とサプライチェーンロジスティクス、コマーシャルオペレーション、マーケティングにおいて25年以上の経験を持っています。その複雑な経歴と経験によるコマーシャルオペレーション・財務面の洞察が、アセットの保護、組織の成長促進、チームのパフォーマンスレベル向上に貢献。LATAM地域担当バイスプレジデントとしては南米事業を統括し、マイアミ、アルゼンチン、チリ、ペルー、ブラジル、コロンビア、メキシコの事業の指揮を執っています。マーケンへの入社は2011年。以来、北アメリカとラテンアメリカの両地域で、コマーシャルオペレーションから戦略的オペレーションまでの指導的地位を登ってきました。これまで、エージェントのネットワークの再構築をはじめ、チーム/市場の開発、ラテンアメリカのヘルスケアコミュニティ内におけるマーケンの非常に高いブランド地位の確保に尽力。アルゼンチンのUADEで国際貿易の学士号を取得、同じくアルゼンチンのオーストラル大学経営大学院(IAE)で企業財務および経営管理の修士号を取得しています。

マーケンの臨床配送および細胞・遺伝子サプライチェーン担当バイスプレジデント。以前はドイツのFisher Clinical Servicesの取締役社長。世界各国で治験を実施するためのサプライチェーン全体のパフォーマンス管理に必要な、財務、運営、品質管理およびPPI(Practical, Process Improvement)におけるマネジメント経験を提供しています。これまでの経歴には、臨床試験機関、医薬品輸入業者、所有施設、外部物流拠点などを対象とした医薬品製品の輸入(APIからの最終製品や付帯品)などが含まれます。