2023年2月9日
マーケンの細胞・遺伝子コントロールタワー、24時間体制で重要な医薬品の配送に機敏に対応
マーケンの細胞・遺伝子コントロールタワーは、CAR-T細胞製剤の6つの重要な配送において、アムステルダムから英国、スペインへのルートを変更し、航空会社や各国の規制が障壁となって生じていたスケジュールの競合とロジスティクス上の問題を克服しました。
医薬品は予定よりも早く指定通りの状態で届き(推定$380,000相当)、非ホジキンリンパ腫の患者様は 商用のCAR-T細胞製剤を受け取ることができました。
英国とスペインへの商用CAR-T細胞製剤の緊急配送を確実に行うため、いくつものサプライチェーンの課題に対処
非ホジキンリンパ腫のがん患者に用いられるCAR-T細胞製剤を届けるため、アムステルダムから英国およびスペインへの6つの重要な出荷ルートを無事に変更する
- 出発地の航空会社に起因するスケジュールの競合とロジスティクス上の問題に対処する
- 週末の限られたスタッフとリソースを克服する
- EU非加盟国(英国)に入るEU貨物に関する地域規制のハードルを乗り越える
- CAR-T細胞製剤の安定性を確保するために重要な時間と温度の要件を満たす
マーケンの細胞・遺伝子コントロールタワーは、アムステルダムで配送物のオフロードが誤って発生していることを効果的に検知しました。そこで、当社の細胞治療・遺伝子治療(CGT)ロンドン オペレーションチームがお客様と緊密に連携し、規制要件、緊急時対応策、バックアップルート戦略を迅速に決定。週末でスタッフとリソースが限定される中、Desk-to-Desk Courier(DTDC)による配送物の集荷を手配し、通関手続きと最終配送を確実に行いました。
製剤は予定より早く指定通りの状態で到着しました(推定$380,000相当)。マーケンの積極的な事業継続計画と柔軟なソリューション、専門のCGTチームにより、非ホジキンリンパ腫の治療を受けている患者様は、商用CAR-T製剤を無事に受け取ることができました。
マーケンについて
マーケンは、臨床グレードのロジスティクスと高度な治療法を扱うUPSヘルスケアの事業部門です。UPSヘルスケアのネットワークは、全世界200ヵ所以上の事業拠点で構成されています。
マーケンは、全世界46の拠点において、臨床医薬製品の保管および配送のための最先端のGMPに準拠した倉庫ネットワークならびにロジスティクスハブを提供しています。一方で、細胞治療・遺伝子治療サービス、患者様へのダイレクトサービスと在宅医療サービス、生体試料配送および生体キット生産において、業界をリードしています。2,600名を超えるマーケンの専任スタッフメンバーは、220を超える国と地域において、あらゆる温度下で毎月200,000もの医薬品と生体試料配送を取り扱っており、17,500件以上の在宅医療訪問を成し遂げてきました。付属資材、保管および配送、輸送路の確認、GDP、規制およびコンプライアンスに関するコンサルティングといった補足的サービスが、医薬品およびロジスティクスにおいて、マーケンをユニークなポジションに位置づけています。
臨床から商用に至るまで、重要なものを配送します。
適応することの必要性を理解し、必要なものをどのように変えられるかを常に自問することが、私たちが大切なものをお届けし続けられる理由です。